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再出発が本当の出発かも知れません – 訪問ナースの道~在宅復帰支援から在宅の現場へ

再出発が本当の出発かも知れません

6月にスタッフが突然退職した後、いろんな方たちの助けを得てステーション運営を継続してきました。スタッフの確保のため求人活動も行いました。同時に少しずつ利用者さんの依頼もいただいていたので、本来の訪問看護へも黙々と取り組んできました。

求人サイトを使わせてもらい、8月~9月はご応募いただいた方の面接もしてきました。面接っていうより、「うちのステーションに来て~」っていうアピールのほうが強かった気がします。紹介会社の担当者さんからは「選ぶ立場なんですよ」と言われましたが、どう考えても求職者さんに選んでもらう立場。かといって粉飾しても仕方ないので、素直にありのままに…。要は「勉強する時間はあります、慣れるまでしっかり同行します(=まだまだ暇な事業所)」「これから一緒に盛り上げてくれる人(=営業もありますよ)」。

紹介会社さんへも、「経験があって即戦力になる方もいいけれど、やりがいを求める方というよりは一からゆっくり学びたいという方のほうがいいと思います」と伝えました。たとえば看護師になったばかりで大きな病院の忙しさになじめず早々にリタイヤした人、ゆっくり看護に向き合う時間が取れることで看護師自身のリハビリにもなるような状況、そういう人でもいいと思いました。大事なのは「看護が好きな人」「訪問看護に興味関心がある人」、それがある人なら若くても経験が浅くてもいいと思って面接をしてきました。

面接って、自分がされている気分です。自分の看護観とかステーションの方向性とか将来性とか。それらをきちんと伝えて賛同というか共感していただける方に来てもらいたい。もちろん最初から100%馬が合う方を求めているわけではありませんが、入職してから話と違う、イメージと違うと思われるとお互いが不幸ですから。

その結果がどうなったかというと…嬉しいことに10月から二人のスタッフを迎えることができました。期待していた以上に看護への思いが近い、そして相性の良い、信頼しておつきあいしていけそうな二人です。二人のスタッフの人柄や頑張り、三人での奮闘記などはこれからお伝えしていきます。楽しいことがたくさん起きそうな予感です。

ステーションの未来をともに考えともに実践していく仲間を得られた今が、本当の出発のように思えます。

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